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鉛フリー製品

構成部材、表面処理部材から鉛を排除した製品。

参照 : 鉛フリー化への取組について



鉛フリーリフロー


鉛フリー実装のリフロープロファイル

鉛フリーで基板実装する場合、鉛はんだ使用時に比べ、高い温度で実装します。

参照 : はんだ耐熱性リフロープロファイル



入射角

入射光線が入射点に立てた法線に対してなす角。



ノンアルカリガラス

アルカリ成分を含まないガラス。TFT液晶で一般的に使用されている。



バータイプAT振動子

矩形状AT振動子を参照

参照 : 矩形状AT振動子円盤状AT振動子



ハーメティックシール


水晶振動子構造図

メタルキャンパッケージの構成部品で、金属容器内の振動子出力を気密性、絶縁性を保持しながら外部に取出すリード端子部材。気密端子とも呼ばれます。



パッケージ

水晶片、または水晶振動子とICを収納した容器。機能的には、回路基板に実装しやすくする、中を真空にして水晶の発振特性を良好にするなどの役割を担います。材質的には金属/プラスチック/セラミックに、端子形状的にはスルーホールタイプ/表面実装(SMD)タイプに分類されます。



波長

波の単位の長さを意味する。波の山から山又は谷から谷の長さ。

光は波長により、目に見える色が変わります。
リモコン等はコストや応答速度等の理由で赤外光を利用しています。



波長板 1/4波長板 1/2波長板

波長板

複屈折性を有する結晶または異方性物質の光学軸を基準に、これに入射する光の光線となす面内で振動する成分(平行成分)とこれと垂直に振動する成分(垂直成分)が基板内で進行速度(屈折率)が違うことを利用し、基板内を透過後に光路差(位相差)を与えるもの。


1/4波長板

光が基板を透過した時、2つの直線偏光(平行成分、垂直成分)間に1/4波長の光路差(位相差δ=90°+N×360°)を与える波長板。直線偏光を円偏光に変換、または逆に円偏光を直線偏光に変換する目的に使用される。(N=1,2,3,・・・)


1/2波長板

光が基板を通過した時、2つの直線偏光(平行成分、垂直成分)間に1/2波長(位相差δ=180°+N×360°)の光路差を与える波長板。偏光面を所要の角度へ回転させる目的で使用される。(N=1,2,3,・・・)




発振開始時間

電源を投入して電源電圧値が最小動作電圧値に達してから水晶振動子が発振を開始し安定するまでの時間。





発振回路定数

水晶発振回路を構成する各素子の定数で、振動子の種類、周波数および使用するICの種類によって異なります。

周波数範囲 Rf (MΩ) RD (KΩ) CG (pF) CD (pF)
20~60 kHz 20 500 10 10
60~165 kHz 10 300 10 10
5.5~30 MHz
(基本波)
1 0.5 5~15 5~15
30~50 MHz
(基本波)
1 0.5 5~10 5~10
発振回路定数の目安

CMOS水晶発振回路

Inverter: 東芝 TC74HCU04 (Unbuffer) 相当品。ただし、30~50 MHzは東芝 TC74VHCU04 (Unbuffer) 相当品。

参照 : 水晶発振回路



発振余裕度

水晶発振回路の負性抵抗と水晶振動子のCI値の比で表わされ、発振特性の良さを示すパラメータの一つ。



波面

光が空気中または物質中を伝播するとき、山や谷の位置を結んだ同一位相面。



波面収差

波長板やプリズムなどの光学部品を透過した後や、ミラーなど表面から反射後の波面の理想波面からのずれ(直線からの乱れ)で収差と呼ばれる。この収差量は波長単位で表され、部品表面全体での収差量は、板の平行度や表面の粗さ・歪などを示す。



パラレルインタフェース

複数のデータ線を使って数ビットまとめて信号を送る機器間の接続方法。パソコンのプリンタポートに使われているセントロニクスはその代表例です。

参照 : シリアルインタフェース



反射波面収差

反射経路の波面収差で、プリズムの場合は入出射面の歪や粗さとともに貼り合わせ面(コートを付けた三角プリズムの斜面)の歪や粗さも表される。



半値波長

IRカットコート及びIR吸収ガラスの分光特性で、透過率で50%になる時の波長。

参照 : IR吸収ガラス



はんだ耐熱性

基板実装時のはんだ付け温度条件に対する耐性。加熱温度、半田リフロープロファイル条件に対する特性の変化量、パッケージを含めた破壊の有無により評価します。水晶製品は、加熱によるパッケージ内のガス発生、振動子固着材の劣化等の影響を受けやすいという性質があります。

鉛はんだ製品のリフロープロファイル 鉛はんだ製品のリフロープロファイル

参照 : リフロープロファイル



はんだ付け条件

実装後に動作・特性が保証できるはんだ付けの条件。これ以上の温度および時間ではんだ付けすると、特性の劣化または破損につながることがあります。

参照 : リフロープロファイル



表面実装



封止

水晶容器内を気密に保つこと。振動子の特性を長期に安定させるためには、電極を含めた振動片の表面を大気中の湿度、不純物から保護する必要があります。このために、一般的には窒素ガスが水晶容器内に封じ込まれています。さらに、音叉振動子等では振動効率を高めるために真空封止がされています。パッケージの封止方法には軟ロー材を介した圧入、抵抗溶接、溶融ガラス接合、樹脂接着、その他パッケージ材質、サイズ、性能等により各種の方式が実用化されています。



フォトリソグラフィ加工

化学薬品を使って水晶基板や金属膜を溶かして主に音叉型水晶振動片の音叉形状、電極を作り出す加工方法。この加工方法が開発される前に行われていた機械加工と比較すると、フォトリソグラフィ加工には次のような特徴があります。

  1. ICと同プロセスのため寸法精度が高く、小型、高精度の振動子を作ることができる。
  2. 化学的な加工により1枚の水晶板より数百個の音叉が同時加工できるため、ローコストと均一な品質が実現できる。
  3. 水晶片に歪が残らないために長期にわたって安定な周波数が得られる。

参照 : リーフタイプ振動子機械加工



負荷容量

水晶振動子の両端子から見た水晶発振回路の実効的な容量(直列等価静電容量)で、この容量によって発振出力周波数が決定されます。(関係図のCL)。

水晶振動子と水晶発振回路の関係図 音叉型振動子の負荷容量-周波数特性


複屈折

結晶その他の異方性物質に入射する光が、互いに垂直な振動方向をもつ二つの光波に分れる現象



負性抵抗


水晶振動子と水晶発振回路の関係図

水晶振動子から見た水晶発振回路側の抵抗値で、水晶発振回路における発振特性を示すパラメータの一つ。負性とは、エネルギーの消費ではなく生み出すことから付けられています。



プラスチックパッケージ

ボディーの材料にプラスチックモールド材を使用したパッケージ。水晶振動子は特性を出すために気密性のあるパッケージ材(金属等)を使った中空容器が必要とされてきました。このために他の半導体製品を含む電子部品と比べて特殊な形状となっており、さらに回路基板に実装する上でも温度、衝撃等で特別な扱いが必要となっていました。プラスチックパッケージ製品は外形、扱いにおいてこの欠点をカバーする長所を持っています。特に水晶振動子とICを一体化したハイブリッド製品に有効です。

プラスチックパッケージ(弊社製SG-615)

参照 : セラミックパッケージメタルキャンパッケージ



ブリックタイプ振動子

音叉型水晶片が機械加工で作り出されたタイプで、水晶振動子としては従来から普通に行われてきた方法ですが、音叉振動子に限ってリーフタイプがあるため、この対比として呼ばれています。

参照 : 機械加工リーフタイプ振動子



プログラマブル水晶発振器

PLL回路を持った水晶発振器のうち、プログラムすることにより任意の出力周波数を設定できるもの。プログラムにより任意の周波数が得られるので、リードタイムが短い、少ない数量でも対応できるという特徴があります。プログラムは、専用のプログラミングツールを使って周波数データを書き込みます(プログラム前の発振器をブランク品と言います)。

エプソンは、プログラマブル水晶発振器としてSG-8000シリーズを、プログラミングツールとしてSG-Writerを販売しています。

プログラマブル水晶発振器 (弊社製SG-8002) プログラミングツール (弊社製SG-writer)

参照 : SG-8000シリーズカタログSG-Writerカタログ



分光特性

横軸を波長、縦軸を相対感度(強度・透過率や反射率など)として表わしたもの。(電気の周波数特性・フィルタ特性と同じ)



分周回路

基準となるクロックの周波数から低い周波数のクロックを作り出す回路。分周比は普通1/n(nは整数)になります。



並列静電容量


水晶振動子の等価回路図

水晶振動子内部の2つの電極間の静電容量成分。右の等価回路図のC0。

参照 : 等価回路



ヘルツ

周波数の単位。Hzを参照。

参照 : Hz周波数



偏光

一般的には光波の振動方向が規則的な光を意味するが、以下のような表現にも用いられる。位相差の項で説明したように光を平行成分、垂直成分に分けた場合、平行成分をX軸の変化、垂直成分をY軸の変化としてその軌跡を見ると、位相差が0°(0°+N×360°も同様)では直線を描くためこれを直線偏光と呼ぶ。また位相差が90°(90°+N×360°も同様)では円を描くため円偏光、この中間の位相差では楕円を描くため楕円偏光と呼ばれる。分離した平行成分、垂直成分もそれぞれが1つの面内で振動する直線偏光である。(N=1,2,3,・・・)



放熱板

熱伝導率の高い材料を用いて熱を外部に逃がす素子で、光を透過するものでは主なものとしてサファイア・水晶がある。用途としては発熱による破壊や特性の劣化を防ぐ。代表的なものでは液晶プロジェクターのダイクロイックプリズム(Xプリズム)などに貼り付けられる。



ボーレート

1秒間に送れる信号の量。普通bit/秒で表されます。



保存温度

水晶デバイスを動作させない状態で、動作や特性の保証ができる温度。この温度範囲を超えた温度に置くと特性の劣化や破損につながる場合があります。また、保存温度範囲内でも範囲の上限または下限に近い温度に長時間放置すると、特性が変化する場合がありますので、常温常湿状態で保管していただくことをお奨めします。





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