リリースノート

上限周波数500 MHzまで拡大:HFF水晶振動子内蔵の低位相ジッタ水晶発振器
SG3225/5032/7050EEN および SG3225/5032/7050VEN

SG3225xEN

 

HFF水晶発振器*1を内蔵した低位相ジッタ水晶発振器「SG3225/7050EEN、およびSG3225/7050VEN」において、これまで上限周波数325 MHzとしてご提供しておりましたが、この度、周波数範囲を500 MHzまで拡大し、5.0 x 3.2 mmのサイズを追加して、3種類のサイズラインアップを取り揃えました。周波数拡大にて追加する標準周波数は491.52 MHzで、2019年12月よりサンプル対応、2020年Q1より量産開始を予定しております。
モバイル・IoT・ADASに導入される第5世代移動通信システム(5G)により、ますます増大する通信トラフィックを処理するため、通信ネットワークの大容量化が進んでいます。通信容量の増大と共に、通信信号に許容されるノイズレベルも小さくなり、通信機器に用いられるクロックには、高周波、かつ低位相ジッタ性能が求められます。
本製品は、HFF水晶振動子*1を内蔵し、基本波発振にて500 MHzまでの高周波出力をしているため、オーバートーンより安定した発振が得られ、PLLによる高周波発振器と比較して低ノイズ・低位相ジッタ特性を持っており、お客様のニーズにお応えした製品となっております。
*1 HFF(High-Frequency Fundamental)水晶振動子: フォトリソ加工により、水晶チップの励振部のみを数ミクロンという極薄な構造(逆メサ構造)にすることで、チップの強度を保ちながら、高周波での基本波発振を可能にした振動子。 HFFとは



【仕様】
 ・周波数範囲 : 25 MHz ~ 500 MHz (SG5032EEN/VENのみ 200.1 MHz ~ 500 MHz)
 ・サイズ : 3.2 x 2.5 x 1.05 mm, 5.0 x 3.2 x 1.3 mm, 7.0 x 5.0 x 1.5 mm
 ・電源電圧 : 2.5 V, 3.3 V
 ・出力 : LV-PECL, LVDS
 ・動作温度範囲 : -40 ℃ ~ +105 ℃
 ・位相ジッタ
  (LV-PECL, 12 kHz ~ 20 MHz) : 50 fs Typ. (fo = 156.25 MHz), 20 fs Typ. (fo = 491.52 MHz)
  (LVDS, 12 kHz ~ 20 MHz) : 60 fs Typ. (fo = 156.25 MHz), 30 fs Typ. (fo = 491.52 MHz)


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SG3225EEN SG5032EEN SG7050EEN
SG3225VEN SG5032VEN SG7050VEN


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