エプソンとu-bloxが超高精度3D推測航法測位システムの製品化で提携

エプソンのジャイロセンサがu-bloxの3D推測航法用チップにおける「業界最高水準ナビゲーション」実現に貢献

エプソンのジャイロセンサ技術を用いたu-bloxの3D自動車用推測航法用測位チップによりトンネルや地下駐車場内でも継続的な測位が可能に

携帯電話および測位用半導体の最大手であるスイスのu-bloxは、エプソンと共同で3D自動車用推測航法システムを完成させました。u-bloxの衛星測位チップとエプソンの高精度ジャイロセンサ技術を基に考案されたシステムは現在3D自動車用推測航法(ADR)に利用可能な設計の中では最高の精度を誇ります。

この設計は、追跡や道路課金等に使われる測位アプリケーションおよびカーナビゲーションをターゲットにしており、トンネル、立体交差の下、地下駐車場といった、衛星信号の受信状態が悪い、または受信が不可能なエリアにおける確実な測位を可能にします。

エプソンのマイクロデバイス事業部 事業部長の北村政幸氏は次のように話しています。「u-bloxの設計にエプソンのジャイロセンサが選ばれたことを光栄に思います。今回の採用で、エプソンセンサの卓越した直線性、ゼロ点ドリフト、温度安定性、小型といった重要な特性がより際立ちました。u-bloxの次世代推測航法測位システムにエプソンのXV4001BCジャイロセンサが使用されることは、特に厳しい性能品質が要求される自動車用アプリケーションに業界最高水準のジャイロセンサを提供するというエプソンの戦略と、まさに合致しています。」

「測位衛星の見通し率が低下すると、u-bloxのGNSS受信チップは精密なセンサデータを使って車両の位置を三次元で特定します。エプソンの超高精度、車載用途向け表面実装型(SMD)ジャイロセンサは、衛星信号を受信できない時の車両方向の特定に適したセンサであることが実証されています。」と、u-bloxのVP Application Engineering Positioning ProductsのPetri Henttinenは言います。

u-bloxのADR搭載 UBX-M8030-Kx-DR測位チップに使用されたエプソンのXV4001BCは、車両の進行方向の細かな変化を正確にチップに伝えます。この変化を車両の走行距離計と加速度計の数値と組み合わせることで、最も難しいとされる都会の環境下においても、途切れることなくナビゲーションや測位が行われます。

u-bloxについて

スイスに本社を置く u-blox (スイス証券取引所(SIX)コード: UBXN) は一般消費者用、産業用、および自動車用マーケット向けの測位およびワイヤレス半導体のグローバルリーダーです。弊社のソリューションは、人々、自動車および機器の位置を正確に特定し、それを音声、テキスト又はビデオによってワイヤレスに伝達することを可能にします。
チップ、モジュール、およびソフトウェアソリューションの幅広いポートフォリオにより、u-blox はOEM供給先のお客様の高機能で革新的な個人向け、プロフェッショナル向けおよびM2M向けソリューションの、迅速且つ費用効率の高い開発を可能にいたします。タルヴィル(スイス)の本社を中心に、u-bloxはヨーロッパ、アジアおよび米国にオフィスを構え、世界各地で展開しております。

Epson について

エプソンはインクジェットプリンターや印刷システム、3LCDプロジェクター、ならびに産業用ロボットからセンサ、その他のマイクロデバイスにいたるまで、幅広い製品ラインナップを提供する世界のイノベーションリーダーです。世界中のお客様の視線の先にあるものを常に見据え、企業や家庭から商業、産業まで網羅する市場で、省・小・精の技術から生まれるお客様価値をお届けしています。
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