プログラマブル発振器 SG-8101/9101シリーズ

SG-8101およびSG-9101シリーズについて

・広い動作温度範囲:上限105℃に対応!

・高精度:従来品比 3分の1!

・低消費電流:従来品比 半減!

・SG-Writer II によりプログラミング可能!

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開発担当者インタビュー記事掲載 C1S_LOGO

概要

SG-8101およびSG-9101シリーズは、周波数を容易に設定できる プログラマブル水晶発振器です。
両シリーズは従来品と比べ、周波数などを容易に設定できるプログラマブル性をそのままに、動作温度範囲の上限を105℃に広げ、サイズはお客様の電子機器の実装面積削減に貢献する、小型の2.5×2.0mmのほか、ご要望の多い3.2×2.5mm、5.0×3.2mm、7.0×5.0mmの各種パッケージ品もそろえています。
また、「SG-8101」シリーズは周波数許容偏差を3分の1以下という高精度化と、消費電流の半減を実現。
スペクトラム拡散機能を備える「SG-9101」シリーズは、消費電流を75%削減し、さらに、出力周波数や、出力周波数の変調プロファイル・周期の書き込みを、別売の「SG-Writer II」を用いることで可能にしました。

お客様のメリット

お客様の求める幅広い環境下での使用や、高性能化、低消費電力化、ならびに短納期開発、少量生産に大きく貢献するものと考えます。

SG-8101シリーズ製品の詳細はこちら

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SG-8101シリーズ概仕様

型番 SG-8101CA SG-8101CB SG-8101CE SG-8101CG
外形寸法 7.0 x 5.0 x 1.3mm Typ. 5.0 x 3.2 x 1.1mm Typ. 3.2 x 2.5 x 1.05mm Typ. 2.5 x 2.0 x 0.7mm Typ.
出力形式 CMOS
出力周波数
[ f0 ]
0.67 MHz ~ 170 MHz
動作電源電圧
[ Vcc]
1.62 V ~ 3.63 V
(1.8 V Typ. / 2.5 V Typ. / 3.3V Typ. )
周波数許容偏差
/動作温度範囲
±15 x 10-6 / -40℃ ~ +85℃
±20 x 10-6 / -40℃ ~ +105℃
±50 x 10-6 / -40℃ ~ +105℃
動作時消費電流 f0 = 20 MHz
3.0 mA Typ. ( Vcc = 3.3V , +25℃)
3.5 mA Max. ( Vcc = 3.3V , +105℃)

f0 = 170 MHz
6.8 mA Typ. ( Vcc = 3.3V , +25℃)
8.1 mA Max. ( Vcc = 3.3V , +105℃)
スタンバイ時電流 0.3 µA Typ. (Vcc = 1.8V , +25℃ )
0.9 µA Typ. (Vcc = 1.8V , +105℃ )
プログラミングツール
(別売)
SG-Writer II (無償ソフトウエアアップデートが必要)

SG-9101シリーズ概仕様

型番 SG-9101CA SG-9101CB SG-9101CE SG-9101CG
外形寸法 7.0 x 5.0 x 1.3mm Typ. 5.0 x 3.2 x 1.1mm Typ. 3.2 x 2.5 x 1.05mm Typ. 2.5 x 2.0 x 0.7mm Typ.
出力形式 CMOS
出力周波数
[ f0 ]
0.67 MHz ~ 170 MHz
動作電源電圧
[ Vcc]
1.62 V ~ 3.63 V
(1.8 V Typ. / 2.5 V Typ. / 3.3V Typ. )
機能 スペクトラム拡散機能(センター拡散・ダウン拡散)
動作温度範囲 -40℃ ~ +85℃
-40℃ ~ +105℃
動作時消費電流 f0 = 20 MHz
3.2 mA Typ. ( Vcc = 3.3V , +25℃)
3.7 mA Max. ( Vcc = 3.3V , +105℃)

f0 = 170 MHz
7 mA Typ. ( Vcc = 3.3V , +25℃)
8.3 mA Max. ( Vcc = 3.3V , +105℃)
スタンバイ時電流 0.3 µA Typ. (Vcc = 1.8V , +25℃ )
0.9 µA Typ. (Vcc = 1.8V , +105℃ )
プログラミングツール
(別売)
SG-Writer II (無償ソフトウエアアップデートが必要)

プログラマブル機能(お客様書き込みを実現)

OTP(One Time Programmable)メモリーを搭載しており、お客様の手元で一度だけ出力周波数を書き込むことが可能です。一度書き込んでしまえば、その値が保持される仕組みです。出力周波数の設定範囲は0.67M~170MHzと広く、出力周波数の設定に使うPLL回路に、従来の整数分周(インテジャーN)型ではなく、分数分周(フラクショナルN)型を採用したため、細かな分解能で出力周波数を設定できます。

FROM ORDER TO DELIVERY

出力周波数の書き込みには、別売の専用プログラミング・ツール「SG-Writer II」が対応します。ソフトウエアと専用ハードウエア(ライター)から構成されており、パソコンに接続して使用します。パソコン上で書き込む情報を入力し、ブランク(設定データを書き込んでいない)の水晶発振器をライターに載せて固定するだけで書き込みが完了します。
通常、水晶デバイス・メーカーに、出力周波数を指定して水晶発振器を注文すると、入手できるまで1~2カ月程度掛かってしまいますが、書き込み作業は極めて簡単ですので、希望する出力周波数の水晶発振器をすぐに入手できます。

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フラクショナルN型PLL内蔵(細かな分解能を実現)

フラクショナルN型PLL内蔵

簡易温度補償機能(高温高性能を実現)

簡易温度補償機能

スペクトラム拡散機能(SG-9101シリーズ)

SG-9101シリーズは、放射ノイズ(EMI)を低減するスペクトラム拡散機能を搭載しています。
スペクトラム拡散機能とは、出力周波数を積極的に変動させてノイズのエネルギーを分散させることで、EMIのピーク値を抑えることができます。

Reduce EMI

SG-8101とSG-9101はピン互換性がありますので、まずはSG-8101で設計しておき、EMIの規制値をクリアできなければSG-9101に変更するといった使い方が可能です。
なお消費電流は、SG-8101より、SG-9101の方が若干多いですが、スペクトラム拡散機能を備える従来品(SG-9001)と比べると、消費電流は約75%少なくなっています。


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