OIF規格準拠、400~800G小型光トランシーバ設計に最適な小型高精度発振器
SG2520EGN / SG2520VGN, SG2520EHN / SG2520VHN
概要
5GをベースとしたIoT ・ADAS導入に伴うデータトラフィック増加が顕著となっており、ネットワークインフラは今まで以上に重要なものとなっています。大手ITベンダー中心にデータセンター敷設が加速する中、内部やデータセンター間に使われる光モジュール向けの小型の水晶発振器のニーズが高まっています。SG2520シリーズは本アプリケーションで要求される小型・低ジッタ・高精度を実現した製品となります。本製品の主な特徴は以下となり、光モジュールの性能向上に貢献致します。
- QSFP-DD等小型トランシーバーでも十分な実装面積を確保(2520サイズ)
- HFF水晶振動子採用により低ジッタ19 fs Typ.を実現
- 自社ICにて105 ℃ 高温下、且つ10年の長期エージングを含み ±20 × 10-6に対応
- PAM4、400ZR共に大手DSPメーカーから推奨
*1 HFF (High-Frequency Fundamental) 水晶振動子: HFF参照リンク
フォトリソ加工により、水晶チップの励振部のみを数ミクロンという極薄な構造(逆メサ構造)にすることで、チップの強度を保ちながら、高周波での基本波発振を可能にした振動子。
SG2016シリーズ :2.0 x 1.6 mmサイズ 小型光通信モジュールに最適な高精度発振器
主な特長
- 周波数範囲 (fo) : 25 MHz to 500 MHz
- サイズ : 2.5 x 2.0 x 0.74 mm
- 出力 : LV-PECL (SG2520EGN / SG2520EHN), LVDS (SG2520VGN / SG2520VHN)
- 電源電圧 (VCC) : 1.8 V Typ. (LVDSのみ) / 2.5 V Typ. / 3.3 V Typ.
- 動作温度範囲 : -40 ºC to +105 ºC
- 位相ジッタ (fo = 391.77 MHz, Vcc = 3.3 V) : 29 fs Typ. (LV-PECL), 19 fs Typ.(LVDS)
主な仕様
既存品からの改善点
主なアプリケーション
- ネットワーク機器(ルーター、スイッチ、光モジュール等)
- データセンター
- FA機器、計測器
- 高速DA / ADコンバータ